先日のお稽古で、先生にこう言われました。「小田切さん、その枝、もう一度戻せますか」 はさみを入れる直前でした。5センチほど切り詰めるつもりで、もう指に力を入れていたところです。その一言で手が止まり、次の瞬間に頭へ浮かんだ
抜歯をした日の夕方、「血が止まらないんです」とお電話をいただくことがあります。お話をうかがうと、たいていはガーゼを何度も外して、鏡で穴をのぞいていらっしゃる。その確認そのものが、止血をふりだしに戻しているのです。 はじめ
生後7か月の男の子を抱いたお母さんが、診察室に入るなりこうおっしゃったことがあります。「下の歯が2本、白いのがのぞいてきて。それで、何をすればいいのかまったくわからなくて来ました」抱っこされている本人はというと、私の白衣
朝の診療室には、まだ誰もいない時間があります。患者さんの声も、治療器具の音もなく、受付の照明だけが静かについている時間。 私はこの時間が、けっこう好きです。文京区で「おだぎり歯科クリニック」を開いている、小田切陽子です。
「先生、結局どれが一番いいんですか」診療室で、よく聞かれる質問です。 むし歯を削ったあと、銀色にするのか、白くするのか。保険で済ませるのか、自費も考えるのか。説明を聞けば聞くほど、かえって迷ってしまう方も多いです。 こん
「先生、フッ素って本当に使って大丈夫なんですか」 診療室で、かなりよく聞かれる質問です。お子さんの歯みがき剤を選んでいるお母さん、お父さんから聞かれることもありますし、ご自身の歯を大切にしたいシニアの方から聞かれることも
「歯周ポケットが4ミリですね」 定期検診の後にこんな言葉を告げられて、どきっとした経験はありませんか? 私は文京区で「おだぎり歯科クリニック」を開業して20年になる歯科医の小田切陽子です。日々の診療の中で、歯周ポケットの
「矯正したいんですけど、ワイヤーとマウスピース、どっちがいいんですか?」 これ、私のクリニックで一番多い質問かもしれません。文京区で「おだぎり歯科クリニック」を開業して20年あまり。矯正治療の相談にいらっしゃる患者さんの
「インプラント治療、無事に終わりました。お疲れさまでした」 私が患者さんにこう声をかけるとき、ほとんどの方がホッとした表情を浮かべます。長い治療期間を乗り越えて、ようやく自分の歯のように噛める喜び。その気持ちは、歯科医師
「先生、歯茎の色がなんだか黒っぽいんです。これって何でしょうか?」 診察台に座っていただいた患者さんから、こんなご相談を受けることが、年々増えているように感じます。鏡を見ていてふと気づいた、家族から指摘されてはじめて意識